ビジネスマッチング事例紹介 #3(赤嶺姉妹・株式会社 hahaha design)
関東沖縄経営者協会 会員様同士のビジネスマッチング事例紹介第3弾です。
今回は、東京を拠点として国内で活躍する舞踊家、沖縄県那覇市出身の赤嶺姉妹こと姉:奈津子さん(正会員)・妹:真希さん(準会員)、
そして沖縄と東京に拠点にビジネス展開されている株式会社hahaha designのてるやしおりさん(正会員)の紹介です。
2025年6月20日に予定されている赤嶺姉妹のニューヨーク・カーネギーホールでの公演についてのエピソードを伺いました!
1. 今回のNY公演に向けて、赤嶺姉妹とてるやしおりさんが代表を務める株式会社 hahaha designがタッグを組むと伺いました。
そのきっかけと、組んでみたいと思った理由(惹かれた理由)を聞かせてください。
赤嶺姉妹(以下、赤嶺):てるやさんと初めてお会いしたのは、新垣会長からのお誘いで参加したビジネスナイトミーティングでした。
これまでにも何度か参加していて、会員同士の距離も近く雰囲気も良くてスケジュールが合う時は必ず参加したいと思っていましたが、そこで出会いました。
ARやデジタルのプロでトレンドを作っている方なので、明るくてイケイケ社長さんだなぁと興味を持ちました。飲み仲間として楽しそう!が第一印象です。
対して私は伝統芸能という流行の正反対のような場所にいるので、琉球舞踊に興味を持ってもらえるかはイメージがわきませんでした。
でも私自身、私生活では伝統芸能に興味を持っていないようなてるやさんのような友人が多く、この人たちに琉球舞踊を知ってもらえたらどんなに嬉しいか。と考えていた部分もありニューヨークで公演をすることはすでに心の中で決めていたので、後日おしゃれカフェでモーニングに誘って話を聞いてもらいました。
熱い思いを4時間ぐらい話していたら思いの外、すごく関心を持ってくれ、共感してくれて今回の共同制作に繋がりました。
てるや しおり(以下、てるや):【ノリと本気度、その両方が決め手でした!化学反応がおこった感覚】
以前から、沖縄らしさを大切にしながら、世界的な視野を持った人とグローカルな活動(地域を意識しつつ世界規模で考え行動すること)をしたいと考えていました。
そこで新垣会長に相談したところ、「きっと面白い出会いがあるよ」と背中を押され、関東沖縄経営者協会のイベントに初めて参加し、赤嶺姉妹と出会いました。
最初は「ノリがいいワイン飲み仲間が増えた!」という軽い印象でした。
「ニューヨークに行きたい」という彼女たちの話を聞くうちに、冗談ではなく本気で夢を追っていることに気づきました。
赤嶺姉妹の課題も明確に見えてきて、課題解決のための技術と経験を私たちが持っていると感じました。
タッグを組めば『琉球舞踊家・赤嶺姉妹』というブランドを確立できる!と、確信した瞬間にニューヨーク行きのチケットを予約していました。
2. 今回のNY公演の内容や見どころを教えてください。
赤嶺:ニューヨークといえば世界の文化の発信地といえる大都市、そしてカーネギーホールは世界で最も名の知れた会場です。
そこで無名の私達が史上初の琉球舞踊単独公演を開催します。
無謀な挑戦だと笑われるかもしれませんが、本気です!今年、芸歴30周年を迎えます。
この道に足を踏み入れ沖縄で研鑽を積み東京に稽古場を開設しニューヨークで公演をする…この腹の括りと気合いこそが見どころだと思っています。
そして、琉球舞踊が世界的な芸術へと発展するための挑戦です。
私の誇る沖縄、琉球王国で育まれた文化は世界に認められる素晴らしいものだという自信があります。
かつて沖縄から東京へ琉球舞踊を広めた多くの先人たちがいたからこそ、今私は東京で活動ができていますが、その先生方の苦労や勇気は計り知れないです。それを今度は私がやってみる。
そして何より琉球舞踊を知らない人に周知する。膨大な資金と労力を費やして未来を作る覚悟です。
てるや:【伝統美と革新が融合する瞬間】
私が今回担っているのは、公演当日の舞台そのものではなく、赤嶺姉妹が当日に存分に輝けるよう、事前・事後の道筋をデザインする役割です。
赤嶺姉妹が抱く「琉球舞踊を世界的な芸術へ」という熱意を、デジタル・デザインの力で具体化すること。
「伝統的な琉球舞踊」と「現代的な表現方法(SNSやAR拡張現実の技術)」を融合させ、「琉球舞踊を知らない人」を「琉球舞踊家・赤嶺姉妹のファン」に変える。その瞬間を生み出せるかが私たちの挑戦であり、最大の見どころだと思っています。
3. NY公演に連動して、さまざまなプロモーションを行うと伺いました。どんなことを行うのでしょうか?
赤嶺:今回のメインビジュアルはこれまでの琉球舞踊のイメージで見るとかなりセンセーショナルなものです。
良くも悪くも衝撃がある。業界からは厳しい言葉ももらいましたが、一般の方に見せると肯定的な言葉が多く、反応が面白いぐらいに分かれます。
琉球舞踊という文化を知らない方々にも多く周知するためのPRがかなり重要になってくるので、批判覚悟でまずはビジュアルを革新的に!
あとはプロのスタイリストに入ってもらい赤嶺姉妹の素顔の時のイメージ作りも大切に様々な部分からアプローチしています。
てるや:【批判を恐れない!革新的なビジュアルとSNSプロモーションで、公演の前後を繋げます】
業界からの批判も覚悟のうえで、インパクトのあるメインビジュアルを提案しました。
赤嶺姉妹がこの意図を即座に理解し、迷いなく実行してくれたときは、本当に頼もしくて思えたし、ホッと安心した事を覚えています。
革新的なデザイン設計による挑戦こそ、世界的に琉球舞踊の認知を広げる鍵だと確信していたので、どうしても実行したかった。いや、しなければいけなかったのです。
賛否両論こそ、新たな道を切り開いている証であり、大きなインパクトを生んでいる何よりの証拠だと考えています。
また、舞台上とは異なる、個人の個性や人間的な魅力も、SNS・デジタルコンテンツを駆使し伝えていく事で、公演の前後を含めた、立体的なアプローチの設計をしています。
4. (赤嶺姉妹への質問)赤嶺姉妹のファンクラブを立ち上げたそうですね。
赤嶺:今まで赤嶺姉妹を応援してくださる方々から、「ファンクラブはないの?」とありがたい意見を頂いていました。
ただ『ファン』という言葉が私たちの中でしっくりきていない部分がありました。
色々思考を巡らせた結果、『ご贔屓の会』を発足しました!
赤嶺姉妹の公演情報や活動報告など発信して、応援してくださる皆様にその様子がわかるコンテンツ、そして長く応援してくれているご贔屓様に還元できるようなお互いに良い作用がある会にしていきます。今のところ入会無料で簡単なのでぜひご登録お願いします!
5. 関東沖縄経営者協会会員やこの記事をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
赤嶺:これまでに関東沖縄経営者協会を通じて多くの経営者と繋がることができました。
みなさん沖縄をキーワードに団結していて、業種、年齢問わず和やかに交流していて安心感のある組織です。
公演の際にご協力いただいたり感謝しています。
今回、てるやしおりさんと仕事をすることでさらに私たちのビジネスチャンスが広がったことを実感しております。
今後も会員の皆様との繋がりを大切に琉球舞踊家赤嶺姉妹の知名度、価値が高まることで組織に還元していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
てるや:【”沖縄”という、キーワードの強さ、大きさを改めて感じています。】
今回、沖縄魂を持っている赤嶺姉妹と組む事で、価値がただ2倍に留まるのではなく、5倍、10倍に拡大していくような実感があります。
この勢いで、関東沖縄経営者協会のマッチングが行われて拡大してきたのか!と、思うと単純にワクワクしますし、先輩方のお話をもっと聞いてみたい!とも思うようになりました。
新垣会長が「右手にロマン・左手にそろばん」を掲げるならば、経営者としてまだまだ未熟な私は、右手にロマン・左手にiPhone、頭に花笠・両足を駆使し全国・世界中を飛びまわるくらいの情熱と覚悟で行動していかなければ、何も新しいものは生み出せないと強く感じています。
私たちが活発に活動する事で、組織の認知度や価値を高めることにつながるよう取り組んでまいりますので、引き続きご支援をお願いいたします。
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赤嶺奈津子さん・真希さん、てるやしおりさん、熱い想いを聞かせていただき有難うございました!
ニューヨーク公演に関する情報はこちらからご覧ください。
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関東沖縄経営者協会では今回の取組みを全力で応援しています。
また、関東沖縄経営者協会総会・忘年会・ビジネスナイトミーティング などを通して、会員様同士の交流促進を図っています。