当会主催「第12回実践の経営哲学を学ぶ経営セミナー」を令和2年(2020)2月13日(木)に開催いたしました。


今回は、講師に明治大学名誉教授の百瀬恵夫先生をお迎えして、
演題「経営者は何のために頑張るか?」、参加者50名を超える盛況となりました。
経済学博士として多くの分野の業界や企業の経営立ち直しを指導され、業界全体を強固なものとするための戦略・スキームを構築、日本の産業界の活性に寄与された豊富な経験をもち、沖縄の産業活性の第一線で長く沖縄を見守り指導されてきた百瀬教授。軽快な語り口で者を参加者を夢中にさせながら、沖縄の経営者に求められる資質や問題点について、鋭い分析と指摘とご助言をいただきました。

百瀬教授は、戦後沖縄の産業活性の屈強な指導者でこよなく沖縄を愛する経済学博士、また沖縄県地場産業・泡盛を育てる会「東京・紺碧会」会長としても活躍されています。県内に散在する泡盛酒造所や生コン会社を組合組織化し、団結して本土のマーケットに参入する戦略・スキームを構築してきた同氏の講演は、「経営者はまずは自分のために頑張る。そして社員のために頑張る。社員とその家族の生活を守る社会的責任。ボランティアではない」とし、常に挑戦を求められる経営者が行うべきこととして、「自社の強みと弱みを把握して<強み>で勝負せよ」といった経営のイロハ、やみくもに走りがちな中小企業にこそ必要な「理念・戦略・戦術」について解説され、「大きな理念、適切な戦略戦術。一本筋を通せば、必ず会社は大きくなる」と会員を激励されました。


日時:2020(令和2)年2月13日(木)18:30~20:00
場所:エッサム神田ホール1号館7階 中会議室1